「……美加さ、さっき俺のこと心配してここに戻ってきたって言ったよな?」 「それが何か?」 冷静に答えようとするも、勝手に息が荒くなる。 そんな私を見て、ニンマリと笑顔になった先生は…… 「俺のこと心配してくれたんだ。嬉しぃ」 「え……」 ガバッと、先生から思い切り抱きしめられる。 く、苦しい……! 「美加好きー」 語尾にハートマークでもつきそうな、そんな喋り方。 グイグイと体を押すも、先生はなかなか離してくれない。