「まあ、取りあえず!」 そう言ってピンと人差し指をたて、花恋ちゃんはパチンとウインク。 「『ひとまず倉本は第一自習室に呼んである。あとは凪原に任せれば何とかなるだろ』作戦、大成功〜!!」 言いながら、クルクルクルーと花恋ちゃんは踊る踊る。 「さく、せん……?」 呟いて、倉本先生はコテンと首を傾けた。 「そうなんですよ倉本先生!これは美加ちゃんと倉本先生をラブラブにするための私と美加ちゃんと凪原くんと緒方先生の作戦だったんです!!」 グッと、花恋ちゃんは親指をたてる。