「俺も、美加を愛してる」 耳元で囁かれる、愛の言葉。 「迷惑なんかじゃない。そんなコト、言うわけない」 先生の声が、私の頭に淡く響く。 「でも、学校側にバレたら大変なんじゃ……。先生に、迷惑が」 私がそう言うと、先生はう〜んと考える様子を見せる。 「……あと一年とちょっと、か」 ポツリ、先生は呟いた。 あと一年とちょっと……?