スッと瞳を細めて、恭ちゃんは私を見つめる。

そしてペロリと舌なめずり。


「美加、美味しそう」


トロンとした顔を浮かべる恭ちゃん。

お、美味しそう……?


「あの恭ちゃん、私、食べ物じゃないよ?」

「大丈夫。美加、凄く美味しそうだから」


そう言った恭ちゃんは、綺麗に手を合わせ……


「いただきます」


チュッと、私の頬にキスをした。