「な、あ、えーと、あの……っ」

「凪原くんイキなりすぎるよ」

「わぁ、森沢からちゃんとしたツッコミなんてはじめて聞いたかもー」


クスクスと、口に手を当てて笑う恭ちゃん。

好きって!

好きって……!


「だからさ、倉本先生が美加に告白したコトを知って……俺、凄く焦った。このままで良いのかなって」

「やっぱり凪原くん、美加ちゃんと倉本先生のコト全部知ってたんだ。だと思ったよ。なんかチクチク倉本先生と衝突してたしねぇ」

「そう言う森沢はやっぱり倉本先生と手を組んでたんだな。なんかチクチク邪魔してくると思ったら。つか恋愛協力条約って何だよ」

「……凪原くん私と美加ちゃんの話し聞いてたの?」

「ほぼ全部な」