「せせせせせせせ、先生っ!!」 「なに?」 「ね、熱なんてないですから!大丈夫ですから!と言うか近いです!!」 グイー!と先生の体を思い切り押して、自分の体から離す。 先生の顔が見られない。 おでこが熱い。 ドキドキが止まらない。 「そっか。熱がないなら良かった。でも……」 「何かあったら、遠慮なく俺に言えよ。側にいてやるから」と言って、先生はポンと私の頭を撫でた。