「美加」

「へ?」


今にも泣き出してしまいそうな、そんな弱々しい表情をして、先生は私の手を握りしめる。

そして私の指先にチュッと、キスを落とした。


「〜〜〜つっ!?ちょ、先生!保健の先生が……」

「大丈夫。保健の先生は用事があるって言って、どこかに言ったから」

「ひゃ……っ」


ペロリと指を舐められ、かん高い声が私の口から漏れる。