「フラフラしたり、なんか体がダルかったりは?」 「……はい、まぁ」 「美加!!」 「わっ!?」 いきなり大声で名前を呼ばれ、机から抱き起こされる。 「美加の顔をよく見たらクマが凄いから、まさかとは思ったけど……」 「だ、大丈夫ですよ先生?ただの寝不足で……」 「なに言ってんだよ。美加は大丈夫でも、俺が心配なの」 「美加のこと好きだからな」と言って、キュッと私の手を握った。