「先生、言ってくれましたよね」 先生は言った。 頑張れでもなく、 応援してるでもなく、 美加には俺がついてるから、って……。 「俺がついてるからって、言ってくれましたよね」 キュッと、先生のスーツの袖を握る。 「だからこそ、あんなに良い点数がとれたんです」 先生がいてくれたからこそ……。 「先生のおかげ、です」 ふにゃりと、私は笑った。