恭ちゃんは私が前のテストで32点なんて点数をとってしまったコトは知っており、 私が英語がまったくダメということも知っている。 そして恭ちゃんは、大きな目をさらに大きくしてそれを瞬かせた。 「すっごいじゃん美加!本当に凄いよ!!82点だなんて、なかなか取れる点数じゃない」 「もう恭ちゃん、褒めすぎだよ」 「なに言ってんの!これは美加の努力の結晶。美加、あんなに頑張って勉強してたんだもん。もっと褒められるべきだよ!!」 「そうかな?」 「そうなの!!」