「先生!真面目に勉強を教えて下さい!!」

「えぇー。美加ともっとイチャイチャしてたい」

「イチャイチャなんてするワケないでしょ!!」


私の怒声が、第一自習室に大きく響く。

だけどそんな私の言葉に、先生が耳を傾けるワケもなく……。


「じゃあさぁ、美加にチューしたい」

「は……っ?」


見ると、先生は真っ直ぐと私を見つめていた。


―――ドクンッ


心臓が、跳ねた。