「やぁやぁ、美加ちゃんいますかー!?」 次の日、昼休みになってお弁当もちょうど食べ終わったころ、ハイなテンションと共に花恋ちゃんが私の教室の扉を開けた。 「え、花恋ちゃん?」 「何しに来たんだよ森沢?」 「おや、これはこれは凪原くん!でも今日は私、美加ちゃんに用事があるんだよね!だから相手してあげられないのゴメンね!!」 「相手してなんて誰も頼んでねえっつーの!」 「そんな拗ねないの凪原くん!で、今日は美加ちゃんにこれをあげに来たの!!」 「え……?」