先生の体を両手で押して、なんとか先生から体を離す。 「……美加?」 ポツリと、私の名前を呟く先生。 見ると、先生は不思議そうな顔で私をジッと見つめている。 「何ですか?」 「美加、何でそんなに……」 「顔、赤いの?」と言って、私の顔を覗き込んできた。 え……? 顔??