青田はステレオのボリュームを上げた。
それは、音楽を聴くためではなく、電話の会話が周りに聞こえないようにとの配慮でだった。
「いや、私たちの早とちりで…。
2人で近所へ買い物に行ってただけなんだよ。」
“ですから、ご忠告いたしました。
非常識ですよ、まったく。
精神に障害のある真央は、ちゃんとした知識を持つ専門の人に付いてもらった方がいいんですよ。”
青田は岡田の【精神に障害】という言葉に眉をひそめた。
「彼は、真央を家族として受け入れ接してくれているんです。
他人になかなか懐かない真央も、めずらしく慕っているし。
大丈夫ですよ、心配無用です。」
“そう、おっしゃっても。
結局、今日だって会議をキャンセルされましたよね?
会社と致しましても、業務に支障をきたすような状況は改善頂かなければ…”
「あぁ、わかってる。
今後、迷惑はかけないように気をつけるよ。」
“はい…くれぐれも。
それと、何度も申し上げますが…
わたくしは、新しく家族になられたお二方を信用しておりませんので。”
青田は目を閉じ、溜息をつく。
「岡田くん、私達は、もう正式な夫婦なんだ。
たとえ君でも、私の家族を侮辱するのは許さないよ。」
“………申し訳ありませんでした。
でも、社長っ…”
「もういい!
今日は、すまなかった。
会議は明日の午前中にセッティングして貰えるかな。」
「…はい。承知しました。」
「では、宜しく頼むよ。」
青田は携帯を切る。
どうしたものか…。
妹の夫だ、できれば波風は、たてたくない。
だが、最近の岡田は目に余るものがある。
青田は、また溜息をついて目を閉じた。
それは、音楽を聴くためではなく、電話の会話が周りに聞こえないようにとの配慮でだった。
「いや、私たちの早とちりで…。
2人で近所へ買い物に行ってただけなんだよ。」
“ですから、ご忠告いたしました。
非常識ですよ、まったく。
精神に障害のある真央は、ちゃんとした知識を持つ専門の人に付いてもらった方がいいんですよ。”
青田は岡田の【精神に障害】という言葉に眉をひそめた。
「彼は、真央を家族として受け入れ接してくれているんです。
他人になかなか懐かない真央も、めずらしく慕っているし。
大丈夫ですよ、心配無用です。」
“そう、おっしゃっても。
結局、今日だって会議をキャンセルされましたよね?
会社と致しましても、業務に支障をきたすような状況は改善頂かなければ…”
「あぁ、わかってる。
今後、迷惑はかけないように気をつけるよ。」
“はい…くれぐれも。
それと、何度も申し上げますが…
わたくしは、新しく家族になられたお二方を信用しておりませんので。”
青田は目を閉じ、溜息をつく。
「岡田くん、私達は、もう正式な夫婦なんだ。
たとえ君でも、私の家族を侮辱するのは許さないよ。」
“………申し訳ありませんでした。
でも、社長っ…”
「もういい!
今日は、すまなかった。
会議は明日の午前中にセッティングして貰えるかな。」
「…はい。承知しました。」
「では、宜しく頼むよ。」
青田は携帯を切る。
どうしたものか…。
妹の夫だ、できれば波風は、たてたくない。
だが、最近の岡田は目に余るものがある。
青田は、また溜息をついて目を閉じた。

