真央は顔を上げる。
高揚した頬は赤味を増している。
「わたし、美香ちゃんと高校に行ってみたい…
わたしもみんなみたいに、制服着てみたい。
お弁当食べたい。
携帯持ってみたい。
あのね…ドキドキするの、考えると。
わたし、学校に行きたいんだと思うの。」
「そうだよ!行こうよ!
あたし、パパに話してみる。
パパね、父兄役員やってるから先生と知り合いだし…
頼んでみる。」
美香は真央の顔を覗き込んで、言いきかせるように、ゆっくり話した。
「あたし、ちゃんと先生に言っとくから、真央ちゃんの事。
友達にも。
だから、真央ちゃんも根性だして。」
真剣な眼差しで真央はうなずいた。
「OK!じゃ、あたし帰る。
色々と忙しくなるから。
真央ちゃんも、おじさまに話してね。
蓮さん!そーゆー事だから、あたし帰ります。
映画は再来週でも、来月でもいいから3人で!」
バタバタと美香が階段を降りて行く。
すると、機会をうかがっていたかのように、入れ替わりにクロオがスルリとドアの隙間から入ってきて、真央の座るベットの横に飛び乗った。
「劇的な急展開だ…
驚いたな。」
蓮がつぶやくとクロオがニャアと返事をした。
真央はクロオの背中を撫でながら深呼吸した。
手のひらを胸に当てて、トントンと叩く。
「きっと…また、学校で発作おこしちゃうかもしれない。
でも、いいの。
怖くないから。
なんでかな?
わからないけど。」
「美香ちゃんがいてくれるから心強い。」
「うん。
あんなに苦手だったのに。
喧嘩もしたのに。」
高揚した頬は赤味を増している。
「わたし、美香ちゃんと高校に行ってみたい…
わたしもみんなみたいに、制服着てみたい。
お弁当食べたい。
携帯持ってみたい。
あのね…ドキドキするの、考えると。
わたし、学校に行きたいんだと思うの。」
「そうだよ!行こうよ!
あたし、パパに話してみる。
パパね、父兄役員やってるから先生と知り合いだし…
頼んでみる。」
美香は真央の顔を覗き込んで、言いきかせるように、ゆっくり話した。
「あたし、ちゃんと先生に言っとくから、真央ちゃんの事。
友達にも。
だから、真央ちゃんも根性だして。」
真剣な眼差しで真央はうなずいた。
「OK!じゃ、あたし帰る。
色々と忙しくなるから。
真央ちゃんも、おじさまに話してね。
蓮さん!そーゆー事だから、あたし帰ります。
映画は再来週でも、来月でもいいから3人で!」
バタバタと美香が階段を降りて行く。
すると、機会をうかがっていたかのように、入れ替わりにクロオがスルリとドアの隙間から入ってきて、真央の座るベットの横に飛び乗った。
「劇的な急展開だ…
驚いたな。」
蓮がつぶやくとクロオがニャアと返事をした。
真央はクロオの背中を撫でながら深呼吸した。
手のひらを胸に当てて、トントンと叩く。
「きっと…また、学校で発作おこしちゃうかもしれない。
でも、いいの。
怖くないから。
なんでかな?
わからないけど。」
「美香ちゃんがいてくれるから心強い。」
「うん。
あんなに苦手だったのに。
喧嘩もしたのに。」

