――プルルル……プツッ 「早くない!?」 「や、ちょうど俺も掛けようと思ってたから」 「あ……そうなんだ」 珍しい……。 キャバ嬢を辞めることを、蓮に知らせようと電話をかけたのに。 ちょうどタイミングが合って、その偶然に少し嬉しくなる。