「別に、キャバ嬢って仕事に未練はないから、いいの。今まで心配かけてごめんなさい」 「いや、花がいいならいい……」 岳はすぐに納得してくれた。 おばあちゃんや尚くんだけじゃなく、岳にもたくさん心配かけた。 たったひとりの姉弟を、ずっと気にかけてくれた。