それでも万が一バレた時には、尚くんに何か起こることは免れない。 店だって、潰れる可能性が高い。 高いというか……きっと、潰れる。 私ひとりが原因でそんなことを起こすなんて、とてもじゃないけどできない。 尚くんが今まで作り上げてきた店を私一人のせいで潰すなんて、そんなことできない。 ――……その日の夜は、ほとんど眠れなかった。