嘘つきな彼女Ⅱ


「あ、ちょっとあってね……」


「お泊まりですか?」


「わっ、痛……」


「図星ですか」



イスに足をぶつけた私を見て、レイラちゃんが笑う。



今日は……そう。



蓮の家にお泊まり。



事前に約束していて、おばあちゃんにも許しをもらった。



経験はなくても、何をするかなんて聞かなくても分かる。



だから少し……いや、かなり緊張している。