家に帰るとお母さんが紅茶を片手に雑誌を読んでいた。 無断で家に入るとは…怖すぎる。 連絡ぐらいちょうだいよ。 「あら、おかえり。遅かったのね~」 「まだ18時だけど?お母さんこそ一体なにしに来たわけ?」 「ちょっとお話でもましょ」 お話? 私にはそんな時間ないんだけどね。 「私、テスト期間中なの。しかも苦手な英語」 それだけ言って自分の部屋に行った。