‐NAIAD story‐

ミリアは水系魔法の弾を連射した。

「うりゃあ!!」

レイスのタガーにあたった。ダガーが手から離れ、地面に刺さった。

「さすが、ミリア。圧倒的ね!力を貸すよっ、ミリア!最後まで旅について行くから!!!」

「ありがとう!!契約成立だなっ!!」

ミリアとレイスは微笑みながら握手を交わした。

「……。てか疲れたぁ。もうダメ…。」

「はいはい。宿屋はこっちですよ~。」

ミリアはレイスに引きずられて宿屋に向かった。

「わーい!!!ふかふかのベッドぉ!!!!」

「はい、宿屋代200$ね!」

「え″???オゴリじゃないの??」

「あたりまえでしょー?」

「わ、私の財布ガァ…」

レイスはミリアのカバンから財布を取り出した。

「この悪魔ぁ…。」

「何とでもいいなさーい!ついでに私のも出しといたよ!」

「なにぃ??私の400$どこいったぁ…。」

この様にミリアの財布が悲鳴をあげていくのであった。