無数の星屑が闇のクリスタルに向かって降った。
闇のクリスタルは見事に砕け散った。
ミリアはその場に膝をついた。
終った………………。
今私の物語が…。
ミリアは地面に大の字で寝転がった。
魔力はもう残っていない。
グルド、レイス、ジンは急いでミリアに駆け寄った。
「おい!!!ミリア、大丈夫かっ!!!!!しっかりしろ!!」
「ミリア聞こえる??聞こえるなら返事して!!!」
「……。レイス!!回復魔法だ!!!!!」
ミリアは口を開いた。
「回復魔法は使わなくていいよ……。私の使命は果たされたから……。意味ないよ…。」
ミリアが言う事を無理して魔法を唱えるレイス。
「癒しの神よ、我に力を与えよ<リクス>!!」
ミリアの体を暖かい光が包みこんだ。
しかし、ミリアの傷は癒えなかった。
「なんで……?……なんで魔法が効かないのっ!!!!!!!」


