「ふぅ…。やっと氷山についた…。」

氷山は高々とそびえ立っていた。山の頂にブリズンの民が住んでいる。

「………。てか寒っ!」

氷山と言うのだから寒いに決まっている。

ミリアは登り始めた。途中で『アイスゴブリン』が襲ってきたが、クソ弱いのであっさりと勝てた。

頂まで後ちょっとの所で休憩した。

ここは氷山だけど、花が咲いていた。

ブリズンフラワーというこの山だけに咲く花だ。

「疲れたなぁ…。」  

小さくて儚いが、それを見ていると一生懸命に生きている姿になんだか力がわいてきた。


「……。よしっ!後もう少し!!!」

何時間後、やっと頂についた。

「つ、ついたぁ…。」

ミリアはその場にしゃがみ込んだ。

するとしゃがみ込んだ私の前に誰かが立った。

「お疲れさん!!遠かったでしょ?」

顔を上げてみると、髪の長いスタイル抜群の少女が立っていた。

「レイスっ!!!久しぶり!!!」

学院生の時の友達だ。

「パラディアンになったんだよね?すっごいなぁ…。じゃあここには戦士探し??」

「うん!!そーだよ!この国の長どこ??」

「この道をまっすぐ行った所だよ!」

「ありがとう!また後でね!」