(バン、バーン…)

「い、威力ハンパねぇ…」

薪が綺麗に砕け散っていた。

この銃は特殊で、普通なら弾がいる。でもこれは、握ると自分の魔力が吸い出され水系魔法の弾がでる。

魔力は調節でき、魔力を弱めると無属性通常攻撃と同じ威力の弾がでる。

「お父さん………。これすげーよ!!!!」

「ハッハッハッ!!喜んでもらえて何よりだよ!さぁ、早く旅の準備して戦士様の力借りて来い。」

「はーい!!!!」


またしばらくこの家には帰れないなぁ。

あっ、旅にでたらもう帰ることはないのか…。

また来れたらいいな…。

私は涙がでそうになった。でもお父さんの前では絶対涙はみせないと決めていた。


「よしっ!!!お父さん!!行って来ます!!!」

「おう!!頑張ってこいよ!!!」