トン‥トントン…


包丁がまな板に当たる音が、キッチンに響く。





カチ

「…フ――‥」


今度は俺の隣でタバコを吸い出した澤田。




「今度さ〜横山くんが働いてるファミレスに、食べに行くね!」

「え(汗)…いいけど・・来たって俺キッチンにいるから、会えねーよ?」

「いいじゃんそれでも。横山くんが作ったご飯食べたいよ」

「………」


また…

心がぽっと暖かくなる。






それから数十分後に焼きそばが出来上がり、俺は澤田と晩飯を食った。

澤田は米を2杯もおかわりして、作りすぎたと思っていた焼きそばは、きれいになくなった。


2人で食べる夕飯も

悪くないと思った。









また…

心が暖かくなるのがわかった…