「のんきに挨拶なんかしてる場合じゃないっ!支度支度っ」


急いで洗面所に駆け込む澤田。



やれやれ(汗)



「横山くーん!朝ご飯のしたくお願いね〜」

「ハァ!?」


再びもう一度寝ようとしたら、澤田の言葉で起こされる俺。




「朝メシ!?」

「そう!用意してよ!」

「なんで朝メシを俺が用意しなきゃなんねーんだよ!?」

「ハァ?横山くんはまだ支度しなくても余裕なんでしょ?だったら朝ご飯くらい用意してよっ」


澤田は、洗面所で顔を洗いながら言った。





「…いいじゃん。朝メシなんて‥食わなくても・・」


俺は、いっつもめんどくさいから食わないし。




「朝ご飯食べないとダメなのっ!いいから早くしてよっ!私これから髪セットして化粧しなくちゃなんだからっ!言うこと聞かないと……」

「わーたよっ!!」


俺は体を起こし、キッチンに向かった。




……ったく・・んとにうるせー女だ……


心でブツブツと言いながら冷蔵庫を開ける。