「そこは“青”にしとけよ」

「なんで?青好きなの?」

「…好きつーか・・青が一番マシじゃね?あとのカラーは、赤と白とみどりと黄色だろ?」

「バーカ。赤が一番マシだって!もう決まっちゃったんだから、グチグチ言わないっ!」

「・・・(汗)でもまぁ…体育祭なんて俺には関係ねーけど…」


俺は食い終わったアイスの棒を、遠くにあるゴミ箱に投げた。





カラ‥ン


アイスの棒は、ゴミ箱よりちょっと手間に落っこちる。





「…ちゃんと捨ててこい。」

「………(汗)」


俺はブランコから降りて、アイスの棒を拾いに行き、ゴミ箱に捨てた。






「エライ!」

「当然だ。」


ゴミ箱に捨てなかったら、どーせお前がうっせぇからちゃんと捨てただけだよ。





「…で。“体育祭なんて俺には関係ない”って、どうゆうこと?」

「…体育祭なんて出席しねーもん。去年だってサボったし…」

「は?マジ!?」

「うん」


ピシッ




「痛っ」