「……で?一体何しにきたわけ?」


怖い顔で、美和さんと美香さんを睨む澤田。

美和さんと美香さんを部屋に入れたあと(入れたとうか、入ってきた)、二人をリビングに通した俺。







「そんな〜怒んないでよ〜」

「私たち、また家出してきたわけじゃないんだから〜」


ケラケラと笑う美和さんと美香さん。

昨日泣いてたのが、嘘みたいに今日は二人とも元気だ。






「じゃあ、何しにきたの?」


「ほら…家出してた間、二人にすっかりお世話になっちゃったからさ〜。二人ってゆうか、ほぼ横ちゃんにだけど〜」

「そうそう。だから横ちゃんにお礼〜と思って……コレ!」






持っていたカバンから、なにやら重そうなものを出す美香さん。







「じゃーん♪」



美香さんが持っていたものは…焼酎の瓶だった。





「今日はとことん飲も♪」

「もち私たちがおごるからさ〜♪おつまみもいっぱい買ってきたし〜」


カバンの中から、お菓子やつまみ系の食材が次々と飛び出す。






「なんだぁ〜そうゆうことか♪なら早くいいなさいよね、もぉ〜」