「さて…これ吸ったら化粧でもするかな〜」


そう言って、澤田はキッチンでタバコを吸い始めた。

俺も澤田の隣に行き、タバコに火をつける。







澤田がこんな早起きしてメシ作るなんて…

本当にどうしちまったんだろ…



やっぱり…

ねーちゃんたちが居候してること気にしてんのかな?




だとしたら…澤田は意外と気を使うやつだったってことだ。


別に気なんて使わなくていいのに…



澤田に気を使わせたくて、ねーちゃんたちをかくまったわけじゃねーし…







「やばっ!今何時!?」


!!!

すると美和さんが慌てた様子で起き、俺たちがいるキッチンに走ってくる。






「今…6時‥ですよ」

「良かったぁ。まだ余裕〜」


美和さんは安心したように、洗面所で顔を洗い始めた。







「美和〜今日朝番なの?」