腹は減ってる。

今すぐがっつり食いたい。



でも澤田の作ったメシだろ・・・?






「…………」


不安になりつつも、風呂からあがった俺は、いつもよりゆっくりとしたペースでリビングへ…




「やっと出てきた〜。今日はやけに遅いね〜どこ洗ってんのよ〜」

「あはは」

「………(汗)ごめん」


澤田が言ったことに、美和さんと美香さんが笑う。

俺は髪をバスタオルで拭きながら、リビングのテーブルに腰掛けた。



テーブルの上には、エビフライが盛り付けられた皿がある。

しかもエビフライの横には、カキフライらしきものが!




カキフライ…?


澤田がカキフライ??




こんなしゃれたもん作れる“脳みそ”があいつにあんのか(汗)?




「はい」




茶碗に米を山盛りにしたものと、味噌汁も持って現れる澤田。





「さ、サンキュー」


とりあえず、澤田から茶碗とお碗を受け取った。