キッチンをちらっと覗くと、何やら料理をした形跡。






「ありゃ、ごめ〜ん。買い物してきちゃった?」

「うん、まぁ…」

「ごめんごめん。連絡すんの忘れてた〜」

「いいけど……これ・・先生が作ったの?」



俺は抱いていたじんべえを降ろし、リビングのテーブルに置かれているラップがしてある皿を見つけた。







「そう!私が作った!今日はエビフライだよ♪」

「エビ!?フライ!!?」



マジかよ。






「あれ?エビ嫌いだったっけ??」

「いや…エビフライは好きだけどさ・・・」

「“けど”?」

「エビフライってことは…揚げ物だよな?」

「…そうだよ」

「……油・・・使ったのか?」

「はい」







急いでキッチンに駆け込む俺。






「ちょっと〜!どうしたの〜?」