「ふ――…とりあえずピークは越えたな」




翌日。

俺は昼からバイトへ来ていた。



ランチタイムから夕方にかけてからの忙しい時間を越え、キッチンをパートのおばちゃんに任せて、ひと息ついた俺と代々木さんは皿洗いをしていた。








「代々木くんと横山くん。今のうちに休憩行ってきちゃいなよ〜」


パートさんが腕まくりをしながら、俺たちのそばに寄ってくる。




「ありがとうございます」

「行ってきます」


俺は帽子を取り、タイムカードを押したあと、代々木さんと休憩室に向かった。









「あ〜うめえ」


缶コーヒーを飲んだあと、タバコを吸いながら肩をコキコキと鳴らす代々木さん。






澤田たち…何やってっかな?

またケンカしてんじゃねえか(汗)?





「……で?」

「え?」

「噂の“先生”とはどうよ?」

「………」