「ハァハァ…」


とりあえず澤田を止めることができ、喧嘩は一時中断。

澤田は今まで見たことないくらい、怒った顔をしている。







「とにかくさ美紅…このとーりだからっ」

「私からもお願い!ねっ、2、3日でいいからっ」


土下座をする姉2人。



オイオイ。

ついにそこまでしたか(汗)







「土下座なんてしたってダメ!ここは私んちじゃないんだからっ!ここにいる横山くんのうちなんだからねっっ」


澤田がそう言うと…姉2人は土下座していた顔を起こし、俺の顔を見つめ始めた。





めちゃめちゃ見られてんな、俺(汗)





「横山くん〜〜」

「横山くんっっ」


「うわっ!」


すると、姉2人が俺に勢いよく抱きついて来る。

澤田を押さえていた俺は、見事に床に倒れる。






「横山くんお願い!」

「私たちをしばらく家に置いてよ!」


「うぐぐ(汗)」




く、苦しい……