「で………この犬は“じんべえ”ってゆうの。」


「…………(汗)」



そんなこと言われても…

俺はどうすりゃあいいんだ(汗)






俺はしばらくそのじんべえってゆう犬のリードを握りながら、その場に立ち尽くすしかなかった。






「うわ〜〜〜んっ」


「ヒック……」






玄関には、その…澤田の姉という女2人の泣き声が、いつまでも響いていた。