俺と先生のイケナイ関係

『ねぇ…』

「え?」

『聞いてる?』

「…うん」



舞は少し強い口調で言った。


俺は座っていたソファーから立ち上がり、キッチンに向かうとタバコを口にくわえ火をつけた。








『…で、どうなの?横山くんはあの先生のこと好…』

「好きだよ」

『………!』


軽い口調で認めた俺に、すごく驚いている舞の様子が電話越しに伝わる。






『やっぱりそうだったんだ…』
「ああ」

『…認めたね』

「…ああ」

『・・・・』

「・・・・』


まさか俺の好きな女を最初教える相手が、舞だったなんて思いもしなかった。

まだ力と俊也にも言ってねーのに(汗)







『………ぷ』

「……!」


電話から一瞬、吹き出した声が聞こえてくる。

気のせいか…?





『…ぷ、あはは〜』

「………!?」


いや、気のせいじゃねえ(汗)

なんか爆笑してるし。






「なに笑ってんだよ」