澤田のことが好きな以上…ヤり友達がいる事態おかしいし…

第一…澤田にそんなこと知られたくねーし……


散々遊んでばっかいた俺が、どうしたんだよって感じだけど…
もう決めたんだからしょーがねーよな。


力や俊也になに言われたって、曲げらんねーよ。







「ん?葵斗…なに見てんの?」


っ!

すると俺の横にいる俊也が、俺の携帯の画面を覗き込んでいた。






「な゙っ…!勝手に見んな!」


俺はとっさに携帯を閉じる。





「なんだよ葵斗…お前“料理サイト”なんて見てんのか?」

「………(汗)」


バレてるし(汗)





「え!?料理サイト??」

「もう一回見せて!」

「嫌だ」


ポケットに携帯をしまう俺。





俺がさっきから携帯で見ていたのは、俊也が言うように確かに料理サイト。

今日バイトが休みだし、なにか手の込んだものを作ろうかと考えながら何気なく開いたサイトだった。




「葵斗…マジどうしたんだよ?」

「俺わかっちゃった…」


!!

ニヤリと笑う俊也。