ミーンミンミンミーン

ミーンミンミンミーン



あれから期末テストも終わり、気がつけば夏休みに入っていた。


夏休みといっても、澤田は8月まで学校で仕事。

俺はバイトと友達と遊ぶことを繰り返していた。









「あっちぃ…」


力ない声で言う力。



「ヒマだなぁ…」


同じく力ない声で言う俊也。





「・・・」


携帯のゲームをやる俺。



今日バイトが休みの俺は、俊也も誘い力んちでくつろぎ中…






「なぁな〜葵斗。夏休みだし…どっか行かね〜?」


寝転がりながら、俺の髪を引っ張る力。





「どっかって…もう夕方じゃん。これからどこ行くんだよ…」

「そーだけどさ〜」


「どっか行きてーよな…」


俊也がぽつりとつぶやいた。