「…なんかいつもと違うな・・・」

「ん?」

「いつもはもっとテンション高いじゃん…」

「……だって・・私が勝手に帰って来られなかったのに…横山くんに迷惑かけちゃってさ・・・なんか…」

「・・・」


澤田は俺から目をそらしながら、口をとがらせた。







「………」

「な、なによ?」

「先生もそうゆー感情あるんだ」

「ハァ!?」


俺は鼻で笑いながら、タバコの灰をトンと落とす。





「失礼なこと言ってんじゃね〜〜〜」


バシッ




「いて」


澤田が俺の腕を叩く。






「私だって、そうゆう感情あるつーのっ」

「へぇ…ちょっと安心したよ」



バシッ






「いて」