『――…‥ありがとうございました。……もしもし?○○町の駅までは、ここから歩いて10分くらいみたい』

「わかった。じゃあ、○○町の駅で待ってて…」

『え?』

「今から迎えに行くから…」


澤田と電話をしながら、財布をポケットに入れ原付の鍵を持つ俺。





『で、でも…』

「じゃあな」プツン…



一方的に電話を切り携帯をしまい、俺は勢いよく家を飛び出し、原付を走らせ○○町の駅まで向かった。
















20分後


ブブブブ…



○○町駅付近に到着し、原付をゆっくりと走らせ澤田を探す。





「あ……」


いた。



澤田を見つけた俺は原付のエンジンを切り、原付を降りて澤田に近づいた。