原付のケツに力を乗せる。




ここで澤田に電話してもな…

力がいるし……







ブブブブ……


原付のエンジンをかけながら、頭の中で色々と考える俺。





……でも・・澤田も子供じゃねーしな。

大丈夫だろ……



俺はメットをかぶり原付を走らせ、力を家まで送り、家まで急いで帰った。









ガチャ


勢いよく玄関を開けると、部屋の中は真っ暗だった。




…澤田は・・まだ帰ってないのか……

さっきの女子生徒としゃべってんのかな…



ポケットから携帯を出し、電話帳から澤田の番号を出す俺。






澤田にかけるか…電話……


いや。

もしまだ女子生徒と一緒にいたら……