俺と先生のイケナイ関係

「葵斗〜」


向こうから力が俺を呼ぶ。






「じゃ、呼んでるんで俺は行きます…」


「ああ、またな」

「お疲れ様…」


俺は二人と別れ、力たちの元へ戻った。







数時間後



「―――‥お会計…は8620円になります」


夜の10時を過ぎた頃…打ち上げはお開きになり、うちのクラスがレジに群がって会計を済ます。






「なんだよ〜今日は先生のおごりじゃねーのかよ〜」


ひとりの男子生徒が、財布から金を出しながら言った。





「誰がおごるなんて言ったのよ!先生、今日は千円しか持ってないから、さっき払っちゃったし、もうお金スッカラカ〜ン」


そう言って、外に出て行く澤田。




割り勘か。

これだけの人数が、1人ずつ払うのか…?


レジをやってる店長を見ると、次々に支払われる割り勘制度にあたふたしている様子。