終わった……

完全に……





俺の頭は放心状態。







「ねぇ…」




「私にも1本くれない?」


俺のYシャツの胸ポケットを指差す先生。

ポケットにはタバコが入っている。


俺はポケットからタバコを出し、そっと先生に手渡した。






「…ありがと」


タバコを吸い始めた先生。




タバコ吸うんだ……


ふわっと風がふき、先生のキャラメル色の腰まである髪がなびく。



確かに美人だ。

つーか、先生にしては若い。


いや、そんなことより……







「…タバコ‥吸ってたね」


……っ!



「……はい(汗)」


もう腹をくくろう。