応援席にいる澤田を見つめる俺。

澤田は、必死にうちのクラスを応援していた。







「……ハァハァ」




背後から、息を切らす声がする。

振り返ると…力がその場に倒れていた。






「お疲れ」

「ハァ…ああ。超しんど〜久しぶりに走ると疲れんな〜」

「…だろーな」

「葵斗アンカーだろ?今んとこ、うちのクラスがトップだから…マジ頼むぞ」

「………おう(汗)」



すげぇプレッシャー(汗)





「お前足速ぇから、体育委員がアンカーに選んだんだよ!大丈夫、お前ならいけるって!」

「………(汗)」


体育委員かよ。

俺をアンカーに選んだの…


走んのなんか久しぶりだな。

中学ん時はバスケやってたから、毎日走ってたけど…今は部活やってねーし、体育の授業くらいしか運動しないからな…


それに、タバコ吸っちまってるし(汗)