ーーーひよりside めくり返した写真には金髪でゆるいパーマがかかった女の子がしんと手を繋いでいる写真。 何これ。誰これ。 「誰………」 うちは瞬きを忘れるくらい止まってしまった。 「ひより、お待た……せ…」 しんの喋る速度がどんどん遅くなった。 ―バシ! 写真を物凄い勢いで奪われた。 「忘れろ…」 「誰なの?それ…」 「いとこだ。忘れろ」 嘘だ。 「ごめん。帰って…」 うちはしんをドアまで押した。 「は?」 「早く帰ってよ!」