ーーーしんside 「しん……」 「……」 俺は今日ひよりの葬式を終えた。 ひつぎの中で優しく微笑むひよりは最後まで愛しかった。 今も愛しくてしょうがない。 「しん、ひよりんのお母さんが来てるから下下りてきて」 「!」 俺はれのに言われて自分の部屋から下へ下りた。 「ごめんなさいね」 「大丈夫です…」 れの、ひよりのお母さん、俺達三人はまだ真っ黒の礼服のまま。