*** 「陽どうしたんだろうね…」 昼休みになり、女子が机をくっつけていると日菜がボソッと呟いた。 男子は購買に行っている。 「ね。竜介、メールしたけど返信ないって…」 「……」 「椎?」 私が黙りこんでいると由依が心配そうに顔を覗きこんできた。 「なに?」 由依の顔が近くにあって驚きつつも、冷静に反応する。 正直、めっちゃビックリした…。