「関係ない事はないだろ?」 警察官がそう言ってる時、ふと自分の指に目が止まった。 あれ? 指輪がない!! 確かにつけてたよ。 何で!? 慌てて、辺りを見回しても、それらしき物は見当たらず…。 「香織?」 郁斗に呼び止められて、ハッと我に返った。 「ないの…」 「ないって何が?」