ここにいろなんて…… 待っとくだけじゃ、嫌なんだよ。 いつもあたしは待ってばかりだった。 怖くて、自分からじゃ何も出来なくて…… でもそうやって立ち止まってちゃ、ダメなんだ!! 体をクルッと振り返らした……瞬間。 ――ギュッ ……へっ? 振り返ったと同時に、視界が真っ暗になった。 な、なに……? 「どっ、こ、行こうと、してたんだよ……」 耳元に荒い息と、途切れ途切れの声が聞こえる。 あたしの大好きな、声……