「彼女……?」 「あぁ―…彼女とはちょっと違うかな?」 「あっ、そう。」 彼女でもないのに、あんな優しい表情するんだ。 友達の前とでは、やっぱり違うのかな……? 「じゃあそろそろ俺、行くわ」 「あっ、うん……」 ……ん? って何、仲良くなったような会話なんだ? あたしたち、友達でも何でもないでしょ? 「またな、莉緒」 また、なんてないっ―つの。 「あっ、あんま授業サボんなよ。」 ………たぶん。 そんなことを思いながら、パタンと閉まったドアを、ただ見つめていた……