ALTAで買った私服のお陰かな。
「海影にメールしておこう」
店員に通された小さな座敷に腰を下ろすと、有磨さんは即座に携帯を出した。
席についても私はちっとも落ち着かなくて、有磨さんの隣でそわそわしている。
「多分、あと30分は来ないと思うから、先に二人で飲んでようか?あ、真耶ちゃんはジュースかお茶にしておこうね、念の為」
携帯を閉じてテーブルの上に置いた有磨さんが、私にメニューを手渡した。
そのてきぱきとした行動に、私はメニューを持ったまま、いよいよどうしていいのか分からず。
「有磨さん…」
「ん?」
「私、海影すら顔見知りじゃないのに…ハーメルンの飲み会に居ていいんですかね…」
私が今更なことを有磨さんに話すと、
「やけにさっきから真耶ちゃんが大人しいと思ったら、そんなこと気にしてたの?大丈夫、大丈夫。私だって海影以外のメンバーには東京で1度会ったっきりだもん。海影だって、久しぶりだし」
けらけらと笑って、私の頭をわしゃわしゃと撫でた。
その後、有磨さんは溜息をついて、
「…私だって緊張するよお…」
有磨さんから聞いたこともないふにゃふにゃした声でそう言って、両手で顔を覆った。
「海影にメールしておこう」
店員に通された小さな座敷に腰を下ろすと、有磨さんは即座に携帯を出した。
席についても私はちっとも落ち着かなくて、有磨さんの隣でそわそわしている。
「多分、あと30分は来ないと思うから、先に二人で飲んでようか?あ、真耶ちゃんはジュースかお茶にしておこうね、念の為」
携帯を閉じてテーブルの上に置いた有磨さんが、私にメニューを手渡した。
そのてきぱきとした行動に、私はメニューを持ったまま、いよいよどうしていいのか分からず。
「有磨さん…」
「ん?」
「私、海影すら顔見知りじゃないのに…ハーメルンの飲み会に居ていいんですかね…」
私が今更なことを有磨さんに話すと、
「やけにさっきから真耶ちゃんが大人しいと思ったら、そんなこと気にしてたの?大丈夫、大丈夫。私だって海影以外のメンバーには東京で1度会ったっきりだもん。海影だって、久しぶりだし」
けらけらと笑って、私の頭をわしゃわしゃと撫でた。
その後、有磨さんは溜息をついて、
「…私だって緊張するよお…」
有磨さんから聞いたこともないふにゃふにゃした声でそう言って、両手で顔を覆った。


